Chronicle.

不随意と白昼夢について。

雨は全てを洗い流す。罪も、汚れも。

世界が終わりそうな日が来たとしても、今日の様に雨は窓を叩き、風が街に吹き抜けるのだろうか。

 

そんな日にも僕は音楽を聴いてだらだらと24時間を消費するんだろう。

 

避難勧告が出ても避難するより家にいる方が安全だと言って籠城を決めるだろうし、もし仮に避難しなければいけない状況は既に助からないものと等しいと腹を括るだろう。

 

 

そんな日に聴く音楽はなんだろう。

出来るだけ静かで美しい曲がいい。

 

それがもし今なら、僕はこの曲を聴く。

聴きながら本でも読んで、パンが焼けるのをそっと静かに待つだろう。

 

そうやって世界の終わりを迎えたい。